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2014年の12星座占い

その1 ワンオラクルのやりかた
その2 占い師としての心得
その3 カードを引く枚数
その4 問題は具体的に
その5 一人占いの注意点
その6 カードの扱い方
その7 カードの修得のコツ




その1 ワンオラクルのやりかた



まず、78枚のカードを普通にシャッフルします。
私は正位置・逆位置を使わないので、普通のトランプのようにシャッフルして構いません。

十分にシャッフルができたら、それを裏向きのまま、クライアントの前に扇形に広げます。
そうやって、クライアントに「これ」と思う一枚を引いて貰います。
先にも述べましたように、その一枚が、クライアントの現状や抱えている悩みを極端に象徴しているのです。

ワンオラクルの良いところは、クライアントの抱えている現状が、一枚のカードだけで詳しくよみとることができるということです。ただ、ここで注意すべき点は、本などに載っているキーワードだけに囚われないということです。
何故なら、本に載っているキーワードはどうしても限定されていますし、また、膨大な言葉を暗記しなければなりません。
それでは、タロットの持つ力が封じ込められてしまいます。クライアント一人一人に個性があるように、一枚の同じカードでも、相手によってその内容は多様に変化します。

つまり、その人の持つオーラとカードが一体化したときに、言葉の方が勝手にどんどん口をついて出てきてしまうのです。
それこそが、タロットを通じて語られる宇宙のメッセージと言えるでしょう。


その2 占い師としての心得



占い師としていろいろなクライアントに接していると、実にさまざまな悩みに遭遇します。
中には極めて深刻な悩みを打ち明けられることもあります。
そんなとき、つい相手に同情したり、一緒になって悩んだりしてしまう人がいます。

もちろん、普通の人なら、親友から深刻な悩みを打ち明けられたりすれば、その人に同情・共感するのは当たり前でしょう。
でも、占い師としては、それは絶対に避けるべきことです。占い師は、クライアントの悩みに同化してはいけません。
というのも、それによってクライアントの悲しみや苦しみと言ったネガティブな感情、オーラをモロに受けてしまうからです。また、自分の感情が入ると、カードがうまく読めなくなってしまいます。

ですから、まず、クライアントが来る前に、今日これから来るクライアントはどういう人なのかを考えながら、あらかじめカードを引いておくことです。そうすることで相手を客観視し、自分の中にバリアを作ることができます。
それから個人鑑定に入るのです。

また、占いに入ってからも、シャッフルしたカードをクライアントの前に扇形に展開する際に、その手の動きによって、もう一度バリアを掛けます。タロットのセッションでは、占い師とクライアントの間にエネルギーのやり取りが生じますから、占い師が自分をきちんと守らないと、良い関係を築くことはできません。


その3 カードを引く枚数



先程述べましたように、ワンオラクルでは、まず、はじめに1枚のカードを引いて、相手の現状を把握します。
私はプロであり、常にカードと相手のオーラを読みながら判断していますので、この時点で相手に何も質問をせずにいきなりカードを引かせるのですが、初心者の場合、それではあまり情報量が少なすぎて難しいと感じる人もいるでしょう。
その場合は、まじめに質問を受けても良いと思います。

たとえば、“今付き合っている彼氏とこのまま関係を続けて良いのでしょうか”という質問を受けたとしましょう。
この場合、扇形に展開した中から選んだ1枚のカードは、クライアントと彼の現在の状態を表すことになります。
仮にそのカードが「節制」だったとすると、お互いの中に何か棄てるべきもの、要らないものがあるのではないか、関係が少しマンネリ化していて、新しい水を入れていかなくてはならないのではないか、というように読む事ができます。

この結果をふまえるなら、今後、クライアントがこの彼と交際を続けていくことがクライアントにとって良いのかどうか、という形で、もう1枚引くことになるでしょう。
このように、カードはその展開に応じて、合計5枚まで引くことができます。


その4 問題は具体的に



クライアントの質問は、できるだけ具体化する、ということが大切です。
現状がこうであれば、それに対する問題点は何かとか、注意事項は何かなど、具体的な問題に絞ってください。
そうやって、前述のようにひとつの質問に対して最高5枚までカードを出すわけですが、当然、展開によっては、1枚で終わってしまうこともあります。

良くない質問とは、中途半端で抽象的な質問です。例えば「今年は恋愛できるでしょうか」という質問は、とても抽象的である上、質問自体がマイナス指向ですからよくありません。

具体的な質問とは、たとえば、「今年はこういう男性と出会うことができるか」というような質問です。
「私と結婚できる男性」「金持ちの男性」など、できるだけ具体的に問題を決めましょう。
また、A君とB君のどちらが良いか、というような二者択一の問題の場合は、まず、「Aならどうか」考えながら1枚、次に「Bならどうか」考えながら1枚引いて、それぞれのカードの示す意味内容を比較検討して決めて行きます。


その5 一人占いの注意点



よく、「占い師は自分のことは占えない」と言いますね。これはある意味で真理です。
占い師にとって最も危険なことは、クライアントの悩みに同化することです。ところが、自分で自分を占う「一人占い」の場合、自分が占い師であると同時にまたクライアントでもあるわけですから、「同化するな」と言っても無理な話です。
自分が悩んで占うわけですから、どうしても結果が良くなってほしいと思うのは当たり前です。
その結果、カードの意味をついつい良い方向へと解釈してしまうことになるのです。
カードの意味は多種多様ですから、どんなカードでも、無理にこじつければ良い解釈ができてしまいます。

これを完全に防ぐのは事実上、不可能なのですが、とりあえず最良の策は、それぞれのカードに客観的な点数を付けてしまうことです。その上で、悪いカードが出たらダメ、良いなら良いとメリハリを付け、カードの中身までは深く考えないようにするのです。

質問もこの男性と付き合って良いか悪いか、というストレートなイエス・ノーで答えられるような問題にします。
「どうすればよいか」というような中途半端な質問では、カードを性格に読み切ることは困難でしょう。
また、他人を占う場合のように複数のカードを引くのではなく、良いか悪いかを1枚だけで判断するようにしましょう。


その6 カードの扱い方



カードの力を存分に引き出す為には、それを単なるモノとして扱わないようにすることです。
カードはあなたや他人の運命を告げてくれる大切な魔法の道具なのですから、あなたにとって一番大切な、あなた自身の分身である、というくらいの意識を持つようにしましょう。

新しいカードを買ってくると、たいていは紙の箱に入っていますが、どうにも安っぽいものが多いので、カードの中身は素敵な布の袋などに保管するようにすると良いでしょう。お気に入りのボックスがあれば、もちろんそれを使っても結構です。
よくタロットの本を見ると、自分のカードは友達に触れさせてはいけない、等と書いてありますが、私の経験では、それはあまり関係がないように思います。もちろん、あなたのカードを他人にぞんざいに扱われては困りますが...。
要は気の持ちようであり、カードを大切にする気持ちがあれば十分だと思います。事実、私はいろんな人に自分のカードを使わせています。

カードは、使いこなせば使いこなすほど自分自身と一体化していきますから、普段からいつも持ち歩く、ということも大切。カードの一部が汚れたり、なくしたりしたら、新しいものを買うことになりますが、私は古いカードに対しては感謝の気持ちを込めて、「今までありがとう、ごくろうさま」と言って、大切に保管しています。


その7 カードの修得のコツ



タロット・カードの一組は、22枚の大アルカナと、56枚の小アルカナ、合計78枚で構成されていますが、初心者の人は、この78枚という数にまず圧倒されてしまうようです。こんなにたくさんの意味はとうてい憶えられない、というわけですね。
ですから、とりあえずは大アルカナの22枚から修得を始めるとよいでしょう。

大アルカナ22枚は、人が生まれてから死ぬまでのストーリー、人の成長を描いた壮大なドラマになっています。0の愚者は生まれたばかりの赤ちゃんであり、21の「宇宙」はこの世での事業を完成させ、次の次元へと旅立っていく人が描かれているのです。ですから、0から21までのそれぞれを自分の人生に置き換えて考えてみると、カードがより深く理解できるでしょう。

また、本を読んで、キーワードを見るよりも、カードの絵に描かれているものは何なのか、その色具合がどうなのか、といったことをよく観察しましょう。つまり、右脳を使うということです。このカードは素敵だ、イヤだ、スキだ、キライだといったイメージを主体にしてカードに接するのです。「女帝」は何故ふくよかであり、「女教皇」はスマートなのか、絵を見ながら、楽しみながら判断していく内に、いつの間にかカードのシンボルがあなたの血肉となっているでしょう。

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